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直言 尾崎勝彦(徳洲会インフォメーションシステム株式会社)

2012年5月中旬以降、全国各病院に順次導入予定の新システムの現状と概要を紹介

徳洲会グループの病院には、薬品の受発注や棚卸の集計、在庫管理の効率化のため薬品管理システムが導入されている。しかし現行のシステムでは、ハード(PC)の老朽化や通信速度の遅さから業務に支障を来すようになり、新システム導入に踏みきることとなった。

新薬品管理システムのMEDITISは、2012年4月中旬から、大阪府の野崎徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院、岸和田徳洲会病院の3病院で先行導入し、これらの病院の協力の下、システムのブラッシュアップを図っている。

開発を担当している徳洲会インフォメーションシステム(TIS)には、この半月で3病院から新システムに対する500件以上のリクエストや指摘事項があった。完成度は現段階で50%程度だといい、「全国の病院に導入する前に、できるだけ使いにくい箇所を見つけておきたい」と岸和田病院の中谷孝史・薬剤部長は話す。

作業簡便化だけでなく電カルのデータ利用も

新旧システムを比較すると、反応や通信速度の大幅な改善はもちろんのこと、随所で作業が簡便になるよう工夫されているという。「これまで、薬品を発注するためには、いくつものステップを踏む必要がありましたが、新システムでは確定ボタンを押すだけですみます」と話すのは、野崎病院の木田朋子・薬剤師。旧システムでは通信速度が遅いため5分以上かかっていた発注内容の送信も一瞬ですみ、時間のロスがない。

こうした通常業務の改善以上に新システムの目玉となるのは、電子カルテとの連動だ。現段階では接続されていないが、早ければ本年7月には新薬品管理システムから電カルデータの抽出が可能となる。

では、電カルとの連動でどのようなメリットがあるのだろうか。

TISの尾崎勝彦社長は、その主なメリットを、(1)電カルの薬品消費データをもとにした理論在庫の自動集計、(2)処方データをもとにした数カ月先の薬品需要の予測、(3)(1)と(2)のデータをもとにした薬品の自動発注と欠品の回避、(4)詳細な薬品消費状況の把握─としている。

(2)について、八尾病院の南野智志・薬剤部主任は「患者さんごとに薬品の種類や量、来院間隔は違いますが、もしそれらを加味したうえで将来的な薬品需要を予測することができ、予測理由まで参照することができたなら、業務の大幅な効率化につながると思います」と、新システムに期待を寄せる。

在庫確認の負担軽減理想に向けて進歩を

操作の際に参照するマニュアルも
TISが作成

なかには、薬品を誤って落としたり緊急時の処置に使用したりと電カル上に反映されにくい在庫消費もあり、薬品管理のすべてを自動化することはできない。だが、電カルデータをもとにした理論上の在庫が自動集計され、その在庫が一定量を下回れば薬品を自動発注するというシステムが構築されていれば、ある程度の在庫量は確保されることになり、現在のように欠品防止のため月末に複数人の薬剤師が数日間かかりきりになって棚卸作業をする必要はなくなる。もちろん、理論在庫と実在庫の修正を図る必要はあるが、そのタイミングは必ずしも全薬品同時である必要はなく、通常業務の合間の手のあいたときに行うことも可能で、結果として薬剤師の作業負担は大きく減る。

このように薬品管理システムと電カルとの連動は有用性が高いが、その実現にはシステム的にクリアしなくてはならない問題がいくつかある。「まずは通常業務に支障が出ないようシステムを完成させ、そこから高い理想の実現に向け進歩を続けていきたい」と尾崎TIS社長は薬剤師の業務内容変革に向け、熱い思いを語った。

徳洲新聞2012年(平成24年)5/21  NO.826 より

PDF版徳洲新聞


導入実績

2012/04 (3病院)
野崎徳洲会病院
岸和田徳洲会病院
八尾徳洲会総合病院
2012/05 (19病院)
松原徳洲会病院
福岡徳洲会病院
宇治徳洲会病院
大和徳洲会病院
札幌東徳洲会病院
神戸徳洲会病院
名古屋徳洲会総合病院
湘南鎌倉総合病院
千葉西総合病院
東大阪徳洲会病院
大和青洲病院
高砂西部病院
近江草津徳洲会病院
宇和島徳洲会病院
山形徳洲会病院
四街道徳洲会病院
出雲徳洲会病院
大垣徳洲会病院
榛原総合病院
2012/07 (42病院)
南部徳洲会病院
茅ヶ崎徳洲会総合病院
札幌徳洲会病院
羽生総合病院
仙台徳洲会病院
垂水徳洲会病院
千葉徳洲会病院
徳之島徳洲会病院
長崎北徳洲会病院
静内病院
中部徳洲会病院
大隅鹿屋病院
沖永良部徳洲会病院
喜界徳洲会病院
庄内余目病院
与論徳洲会病院
札幌南青洲病院
川南病院
中沢病院
屋久島徳洲会病院
二日市徳洲会病院
名瀬徳洲会病院
山北徳洲会病院
笠利病院
新庄徳洲会病院
瀬戸内徳洲会病院
葉山ハートセンター
共愛会病院
皆野病院
古河病院
宮古島徳洲会病院
帯広徳洲会病院
白根徳洲会病院
日野病院
石垣島徳洲会病院
静岡徳洲会病院
館山病院
東京西徳洲会病院
湘南厚木病院

開発規模

開発期間:約1年

主な機能

・薬品受発注機能(オンラインVAN発注・FAX発注に対応)
・在庫管理機能
・棚卸・月次集計機能
・各種帳票印刷機能
・バーコード入力機能
・自動発注・欠品抽出機能
・レセプトデータとの連携機能
・電子カルテと連動した薬剤消費データの取込機能
・DEADストック情報の共有機能
・標準コード対応
・(HOT13コード、厚労省コード、YJコード、レセ電コード、成分名)

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